こんちゃ~やんちゃマダムでございます。
鹿嶋市に鎮座されている「常陸国一之宮鹿島神宮」をお詣りさせて頂いたのだ。何度もお詣りをさせて頂いているので、まとめて記事にしてみたよん♪まあ、とにっかくひろ~い境内。摂末社を含めたら、はしっこまでは12キロ、、、(-_-;) 車じゃないといけねーでございますよ。つーことで、一般的に言われる境内をまとめてありますデス。
▶鎮座地
茨城県鹿嶋市宮中2306-1
旧町名:茨城県鹿島郡鹿島町宮中
ざっくりすぎるご由緒
創建は、初代天皇「神武天皇」が即位した年なので皇紀元年。西暦で言うと、、、西暦をさかのぼって、、、紀元前660年!気が遠くなるような大昔なのだわ~
神武天皇の東征の時、窮地に陥ったそうなのだが、この土地に住む高倉下(たかくらじ)が、霊夢により武甕槌命が国土平定の時に用いた「ふつのみたまのつるぎ」という剣をゲット!
これを神武天皇に奉ったところ、たちまち国土を平定したのだそう。
大神様のご神徳っ。これはすごい!すばらすい~ってことで、神武天皇即位の年に、鹿島のこの地に武甕槌命を祀った!とされている。
ふつのみたまのつるぎ、、、この神剣と同じ名前の直刀が、常陸国一之宮鹿島神宮の御神宝としてあるのだそう。国宝だっ。
日本書紀で言えば、、、
武甕槌命と香取神宮の神様「経津主命」が国譲りの大功績をたてられた後、、、ってことになる。信州諏訪から東へ進み、鹿島に本拠を構え、東北にまで足を運んで平定。後に、神子や神孫や部族の人たちが武甕槌命を祀り、神武天皇の即位の年に勅祭された、、、ってことなのだ。
常陸国一之宮鹿島神宮の御分霊を祀った神社は、県内に400以上も!!! すげーー一之宮なのだっ。
神武天皇時代に造立され、天智天皇の時代に造営され、弘仁3年に造営され、貞観8年に造営され、天慶3年に造営され、長和4年に造営され、、、とまあ、まだまだ続くが、、、令和になって、社務所が新しくなったのだ。
朱色が鮮やか~思わず見上げてしまう楼門は、水戸初代藩主「徳川頼房公」が奉納されたそうだ。修繕、塗り直しなどは行われているだろうけれど、重厚感があって素敵だ♪菊祭りの時期には、菊が飾られて更に鮮やか💛
北向きご本殿の謎
西側に建てられた鳥居をくぐり、楼門を抜けると拝殿があるのだが、、、あれれ?向きがおかしくねえ?北向きじゃんか~~っ。神社と言えば、南向きは東向きが一般的だが、、、
昔々、とーい昔、、、東北地方には蝦夷(えぞ)と呼ばれる人達が住んでいたのだが、勇敢でその力はとてつもなく強かったらしい。鹿島を拠点に開拓。北方面に御神威を伸ばしていった武甕槌命。北向き拝殿&ご本殿、、、それは、北方鎮護を意味しているのだと聞く。
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
武徳の神、船旅安全、旅行安全、決断力、安産、縁結び、開拓殖産など。
ご神徳は、時と所と祈る人によって、色々な面にあらわれる、とされているようだ。
拝殿前にこじんまりとした社が鎮座されている。多くの人はここをスルーしてしまうのだが、実は、武甕槌命に手を合わせる前に、この「高房社」に手を合わせるのが習慣なのだそう。お祭りされているのは、国譲りの時に力を貸してくれた、常陸国二ノ宮静神社のご祭神「建葉槌命」だ。
「大助人形」は藁人形
常設されているわけではないが「大助人形」が並んでいる時期がある。「おおすけにんぎょう」と読むのだが、脇差をした藁人形だ。よく見ると、、、脇差しが刺さってるーー(^▽^;) それはさておき、大助人形には意味があるのだっ。
昔、鹿島様が東北征伐をしたとき、土地の人々が援兵を出したことに由来するそうだが、茨城県には、土地によりそれぞれの人形送りという風習がある。
例えば、疫病送り。村の入り口に立てて悪霊退散を願うとか、流行り病があると人形送りをするとか。虫よけとして田んぼにたてる地域もあるようだ。
こーゆーことをまとめると、大助人形には、鹿島信仰はもちろんのこと、害虫除け、疫病除け祈願としての人形送りが融合したもの、なのだろうと。
日立市に鎮座されている「助川鹿島神社」では、常に拝殿脇に大助人形の勇ましいお姿が!
日立市に鎮座されている「助川鹿嶋神社」をお詣りさせていただいたのだ。日立市に鹿島神社は何社かあるのだが、今回は「鹿島町」に鎮座されているお社だよん♪ ざっくりすぎるご由緒 勧請されたのは809年。大同4年の事。鹿島からの …
縁結びにご利益が?奥参道の💛
拝殿に手を合わせた後は、いざ!奥宮へ!!参道を進むと、奥宮へ続く奥参道が広がっている。奥宮までは約300m。その途中に鹿園がある。鹿は、武甕槌命の神使だ。
その鹿園あたりにあるのが、、、
枝が💛になっている木。
どこかな~と探していたら、神職さんがやってきた。なんてラッキー♪まるで大神様が呼び寄せてくださったかのようなタイミングは、まさにスピリチュアル♪
神職さんに聞いてみたら、「この辺りから振り返るとありますよ。」とのこと。神社非公認なので、ここだよーー!とは教えてくださらないが、あったっ。み~つけた♪
素敵なご縁がやってくるかも~なのだわ(●´艸`)ムフフ
武甕槌命の荒魂が祀られた奥宮に到着~。
1605年、徳川家康公が、現在の本殿があるところに奉納されたもの。14年後に新たな社殿を作ることになり、現在の場所に遷されたそうだ。
こじんまりとはしているが、趣があって素敵だ♪
不思議な逸話が残る御手洗池
奥宮から下っていくとあるのが、変形五角形の「御手洗池」。とても透明度が高くって、泳ぐ鯉がくっきり見えるのだ。
元旦には、一般の人も含めて、寒中みそぎが行われる。みそぎが行われるのは鳥居の手前。鳥居より奥は「神の池」になっている。
椎の大樹が伸びているのだが、見る角度によっては龍のようにも見えるのだ。
この御手洗池には不思議な逸話がある。
ご祭神が、天の曲弓を差したてた時に湧き出てきた!とか、、、宮づくりの時、一夜にして湧き出してきた!とか、、、。湧き水から流れ出る真清水!どっちにしてもすげーですわ。
ここで疑問。
神社って、みそぎしてからお詣りするんだよね?なんでこんな奥地に?
それはつまり、昔は、こっちがわの参道が起点だった!ってことなのだ。御手洗池の周りは公園になっていて鳥居があるから、こっちがわからお詣りをしていた、ってことなのだろう。とーい昔、今は台地となっている辺りは、川だったそうだ。
鹿島神宮と言えば、要石が一番のパワースポット!という話も聞くが、ワタクシの神様アンテナにぴぴーーっと反応したのは、この御手洗池なのだっ。まあ、人により感じ方は違うと思うが、、、。その人の心に直感的染み入る場所、そこが、その人だけのパワースポット!だと思う。
御手洗池近くに、切り株がある。これは、倒壊した鳥居を再建する時に、その一部として使われた樹木の切り株なのだ。
御手洗池の真正面にひっそりと鎮座されているのが、大国主命を祀ったお社だっ。武甕槌命は、大国主命から国譲りを受けたわけで、、、。その大国主命も祀られているなんてっ。大国主命にもしっかりと手を合わせたい。
なまずを抑え込む要石
どうして日本人は、こーゆーところにお賽銭を投げるんだろう?手前にお賽銭箱があるのに、、、しかも一円って、、、(;’∀’)
真ん中にある小さい石が要石。えーー!こんなに小さいの?って思ってしまいそうなくらい小さいが、実は、徳川さんが掘らせてみたところ、7日7晩掘っても、石全体が出てこなくってあきらめた、、、って話。
この要石は、地震を起こすとされているなまずの頭を押さえている、とされているのだ。じゃあ、なまずの尾っぽは誰が抑えてるの?ってことなのだが、それは、経津主命を祀る香取神宮の要石だっ。香取神宮にもあるのだよ~要石はっ。
鹿島神宮の要石は凹んでいるが、香取神宮の要石は凸型なのだっ。
これだよん♪
実は、もう1か所、要石がある神社が茨城県にはあるのだ。
それがこれだっ。桜川市に鎮座されている「磯部稲村神社」。こちらも凸型で、鹿島神宮と対をなしている、と書かれているが、、、はて?神話にも色々あって、その不思議なところがまた面白い♪
💛型の灯篭み~つけた
常陸国一之宮鹿島神宮には、摂社末社がたくさん鎮座されている。こちらのお社は、手水舎の隣を入ったところのお社の1つ「須賀社」。この角度ではわからないが、角度を変えて見ると、、、
うっほほ~い♪💛だよん。反対側は、ミッキーマウスなのだっ。
💛は、神社ではよく見かける「猪の目」という文様なのだが、イノシシの目に似ている?というのは、ちょっと違う解釈らしい。反対側のミッキーマウスの形。これも、昔々からの特徴のある文様なのだと思う。
ちなみに、香取神宮拝殿上部には、同じようなミッキーマウスの形がたくさん描かれている。
ミッキーマウスがずらずらずらり~なんだろね~
境内の神様
奥宮(武甕槌命)
息栖神社(岐神、天鳥船命)
沼尾神社(経津主命)
坂戸神社(天児屋根命)
高房社(建葉槌命)
三笠神社(三笠神)
跡宮(武甕槌命)
稲荷神社で、何かの撮影をしているのを見かけたことがある。朱色の鳥居が映えるんだろうね~
須賀社(素戔嗚尊)
熊野社(伊弉諾尊、事解男命、速玉男命)
稲荷社(保食命)
熱田社(素戔嗚尊、稲田姫命)
御厨社(御食津神)
年社(大手神)
潮社(熊野高倉下命)
阿津社(活津彦根命)
国主社(大国主命)
海辺社(蛭子命)
祝詞社(太玉命)
押手社(押手神)
津東西社(高龗神、闇龗神)
鷺社(天日鷺命)
大国社(大国主命)
祖霊社
八龍神「龗神社」
大鳥居に続く参道に鎮座されているお社。多くの人は素通りしていしまうのだが、龍神様が祀られている「龗神社」なのだ。
昔は、御手洗池に2社、楼門の前後に4社、参道に2社があって「八龍神」とされていたらしいのだが、時はすぎ、参道の2社が合祀されて、ここに鎮まっていらっしゃるそうだ。
水を司どる「高龗神」(たかおかみのかみ)と「闇龗神」(くらおかみのかみ)がご祭神だ。お詣りさせて頂いた時、鹿島神宮の神職さんが、お供え等のお手入れをされていた。離れていても手抜かりなし!さすがは一之宮だわ~と。
火伏の神様だが、家内安全、商売繁盛、子育ての守り神ともされているようだ。
御朱印
御朱印は2種類。季節限定御朱印等は頒布されていないようだ。
アクセス
無料駐車場から有料駐車場まで、駐車場はたくさんあるぞ。
*参考 茨城県神社誌