こんちゃ~神社マニアやんちゃマダムです。
ワタクシが一番お詣りさせて頂いているのが、常陸第三宮吉田神社。宮司さんはじめ、優しく穏やかな神職さんたちが笑顔で出迎えてくれる神社♪とても気持ちよくお詣りができるのだ。
鎮座地▶
茨城県水戸市宮内町3193-2
延喜式内明神大社、常陸第三宮吉田神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)をご祭神として祀っている神社。
延喜式内って何ぞや?てことなのだが、、、わかりやすく言えば、延長5年、西暦で言えば927年。この年に作成された巻物があり、それが「延喜式」と呼ばれている。その延喜式中に記載されている神社のことなのだが、2861の神社があるようだ。それはつまり、古くから大切にお祀りされている神社、ということになるのだろう。
じゃあ、明神大社って?ってことなのだが、、、名神祭というのがあって、その対象となる神様をお祀りされている神社の事。
ご由緒ある常陸第三宮吉田神社は、日本武尊を祀る神社としては、関東最古なのだそうだ。
ざっくりすぎるご由緒
顕宗(けんぞう)天皇16年に創建されたとされている。顕宗天皇は第23代天皇だ。西暦にすると、多分501年、、、。
日本武尊は、第12代景行天皇の子。あまりに勇敢でたくましい日本武尊は、父の景行天皇に恐れられ、遠ざけるために征伐に向かわせることが多かった、と古事記に書かれている。その東征の帰途に兵を憩わせたのがこの地になる。
現在、常陸第三宮吉田神社の周辺は、宅地、ビルなどが立ち並んでいるが、昔は、神社の下のあたりは湖だったらしい。近くに「千波湖」があるが、その千波湖が、かーなーりーでかかった!と想像する。
船でこの地へ着いた日本武尊は、藤の花のツタを手に取って登ってきた!とされている。そこがこの地、朝日三角山だ。隣の町名は「藤柄町」。由来に基づいているんだろうなと。
朝日三角山には、日本武尊が腰かけたとされる石がある。覗いてみても、どれかなーーあれかなーーって具合でようわからんケド、、、(-_-;) ここには立派な藤の花がある。その大きさは見上げるほどで、開花時期には、ちょっと離れてみると、てっぺんにまで花が咲いているのがわかる。
一の鳥居から続く石段。時々、この石段でトレーニングをしている若者に出会う。トレーニングなら、西側の石段の方がおすすめだ。この石段を上がった左側に、朝日三角山がある。
昭和60年(1985年)に、創建1500年を記念して作られた神門。昔の写真を見てみると、ここには鳥居があったらしい。
神門内側には様々な案内があるのだが、その中にライダー向けの案内も。ステッカー奉納所もある。常陸第三宮吉田神社の宮司さんはライダーなのだ。毎年8月には、ツーリングが開催されている。疾風巡拝プロジェクトというのがあって、神社をお詣りして五刻印を押す!という催しも。全国で見てもまだ神社数は少ないのだが、その中の1社が常陸第三宮吉田神社。茨城県では、4つの神社、1つのお寺が参加されているようだ。
長いことマスクしていた狛犬さん。
こーゆー表情だったんだわな~久しく見ていなかったんで忘れていたわ(;^_^A
狛犬さん一対は、伊勢神宮参拝記念として、昭和2年(1927年)に建立されたものらしい。なかなかりりしい表情をされてるのだ♪
ご祭神&ご神徳
日本武尊(やまとたけるのみこと)
健康守護、武道守護、交通安全、縁結び、 五穀豊作・家内安全・商売繁昌・諸災消除・病気平癒・厄難消除・学業成就・安産守護
日本武尊は、武道に優れたとても強い神様だ。更には、西に東に向かって、陸路や水路を築いたことから、交通安全のご神徳を授かることもできる。
朝日三角山に「願掛石」がある。誰でも自由に持ち帰ってOK!という太っ腹な神社でもあるのだ。願掛けをして身に着け、「願いを叶えてくれてありがとう~神様♪」となったら、石を返しにきてね~というもの。俗にいう、お礼参りなのだ。
でもさ~無料って、、、お守りを頂く人が減るんじゃあ?とか、、、余計なことを考えてしまう自分がいる、、、(-_-;)
御神木&縁結びの笹
一の鳥居から続く石段の途中には、樹齢300年を超えるケヤキがあり、御神木になっている。水戸空襲の際、社殿や他の樹木が消失した中、唯一残ったケヤキだ。
拝殿前にある御神木は「夫婦木」。夫婦円満、子授けなどのご神徳を頂くことができる。
徳川光圀公御田植えの笹。利き手と反対の手で結べると、良縁に恵まれるそうだ。ただ、、、ほとんどの笹が結ばれてるーー春になると新葉が芽吹くが、、、。
方位守護神
吉田天満宮(菅原道真公)
水戸神社(速秋津彦命)
飯神社(足仲彦命)
早歳神社(兩道入姫命)
國見神社(彦國見加岐建與束命)
疱瘡守護神社(大己貴命、少彦名命、月讀命)
大國主事代主神社(大國主命、事代主命)
八幡宮(誉田別命)
住吉神社(表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長足姫命、倉稲魂命)
多賀神社(伊邪那美命)
松尾神社(大山咋命)
皇大神宮(天照大神)
豊受大神宮(豊宇氣大神)
稲荷神社(倉稲魂命)
土師神社(野見宿禰命)
星宮神社(天御中主命)
稲荷様(倉稲魂命)
年越しの大祓
6月30日は夏越の大祓。神門には茅の輪が設置されるが、年越しの大祓では、茅の輪は設置されず、午前7時から祭事が執り行われる。コロナウィルス感染症が蔓延する前は、拝殿内で執り行われていたのだが、ここ数年は神門前で執り行われている。今後どうなるかは不明だが、、、
夏越の大祓、年越しの大祓を申し込むと、お守りを頂くことができるぞ。
幻想的な夜桜ライトアップ
昼間の枝垂れ桜も素敵だが、ライトアップされた桜はとても幻想的🌸
神門に映り込んだ桜🌸 相当な樹齢の枝垂れ桜は、御朱印にもなっている。桜は、枝垂れ桜だけじゃあなくって、ソメイヨシノやぼたん桜など多数。少しずつ開花時期をずらしながら境内を彩っている。西参道は、桜のトンネルになってとてもきれいなのだ💛
秋祭り
例大祭
例大祭当日。式典のみ執り行われる。
拝殿の扉には、境内で収穫された稲穂が掲げられている。
通常は閉じられている神輿殿では、お神輿とささらが出番を待っていた。
ささらってよく聞くけど、どういう生き物でどういう意味があるの?ってことなのだが、、、生き物っていうのも変だが(;^_^A
ささらは、実は獅子。
雄獅子、雌獅子、児獅子の3匹の獅子で、親子の情愛を表現しているのだそう。舞うことで、五穀豊穣を祈願す獅子なのだそう。
境内では、山車の準備に大忙し。常陸第三宮吉田神社の秋祭りは3日間なのだが、なぜか1日は雨が降る、、、というジンクスのようなものが、、、(;^_^A まあ、季節的に秋雨の時期ではあるのだが。雨模様だったこの日、山車にはシートがかけられていた。
神幸祭
神幸祭は、神様が神社を出発して、人々の暮らしを眺めながら町内を巡り、御仮殿で一泊する日だ。
これから、紋付袴姿の大宮司さん、氏子総代などの方々と、みこし渡御が始まる。
ご祭神のヤマトタケルノミコトが乗ったお神輿も出てきた。お神輿のスタート地点に向かうところだ。このお神輿は「わっしょい!わっしょい!」と、もむお神輿ではなく、しずしずと歩いて行くお神輿。
参道の石段を担いで降りてくるなんて、、、重たいだろうに、、、でも、よく見ると、みんな力持ちの若者だわ~そうだよね~
ここは、歩行者天国になる「ハミングロード」。
一番最初は露払いの天狗。サルタヒコノミコトだ。古事記の天孫降臨の時に、先頭に立って道案内をされた神様なのだが、みこし渡御では、お神輿の先導の役目をしている。
ささらが乗った山車だ。
あ!ひょっとこと目が合ったヾ(≧∇≦)〃
山車がにぎやかに通り過ぎ、常陸第三宮吉田神社のお神輿がやってきた。
山車やお神輿は、この後も町内を回り、6時ごろには御仮殿に到着する。そこから夜の部が始まり、山車やお神輿、屋台もたくさんでて更ににぎやかになる。
還幸祭
還幸祭は、御仮殿で一泊された神様が、神社へ戻る日だ。
還幸祭の日、御仮殿にはお神輿も鎮座。神様の日本武尊は、御仮殿の中で休まれている。
お囃子が近くなってきた、、、と思ったら、山車が到着。反対側からも山車が到着。お詣りしてまた出発。お囃子の音色はいいな~わくわくしてくる♪
5時に花火がドンドン!還幸祭が始まるよ~の合図と共に、お神輿も出動!多くの神輿会の袢纏が押し合いへし合い。そいやそいや~わっしょいーーっ。
町内を巡り、午後9時半には宮入りするのだ。
日も暮れてきた。歩行者天国では、山車がぴ~ひゃらぴ~ひゃら♪とても賑やかだ。耳に心地よく響くお囃子の音色♪いいな~お祭りでしかみられない光景にじっと見入ってしまう。
そして、お祭りと言えばこれだわな~露店💛 これまた、お祭りでしか見ることができない光景&お祭りだからこそ!ここでしか味わえない味覚♪食べるものもとても種類が多いが、大判焼きと煮いかを買った♪うましーーっ。
宮入りを待つ境内。例大祭ということもあり、夜でもお詣りをする人が目立つ。神秘的な雰囲気が漂う境内なのだ。
御朱印
通常御朱印
令和6年に新しく仲間入りした、ご祭神「日本武尊」の御朱印。
枝垂れ桜の御朱印。
吉田天満宮の御朱印。
方位守護神、白虎の御朱印。
方位守護神、玄武の御朱印。
方位守護神、青龍の御朱印。
方位守護神、鳳凰の御朱印。
桜詣の御朱印
太陽系の御朱印
朝日参拝の御朱印。早朝、日の出の時刻にお詣りしようぜ~ってことなんかな。灯篭からアマアテラス様がおはよ~って感じで(^▽^;) 季節によって、日の出時刻は変わるが、、、
これは、5月4日の午前6時30分ごろ。
光背御朱印。お昼ごろにお詣りしようぜ~って御朱印。お昼ごろにお詣りをすると、参道からまっすぐ伸びたところに太陽が!参道の真ん中に、きれいな自分の影が映るのだ。
ただ、、、5月4日は、すでに太陽の位置が高くって、参道よりも西寄りに、、、(^▽^;) 2~3月なら、きれいな自分の影が撮れると思う。
後光参拝御朱印。午後4時ごろになると、朝日山に太陽の光が差し込むのだ。夕方詣りってとこかな。
つーまーりー
朝昼晩お詣りして、神様に感謝しようね~ってことなのだよん♪
なかなか珍しいじゃあないの~こういった御朱印は、常陸第三宮吉田神社が初めてなのだっ。
お正月限定の御朱印
常陸第三宮吉田神社では、5つの神社を兼務されているのだが、兼務社の御朱印もお正月仕様に。もちろん、通常御朱印もある。お正月限定御朱印は2月3日まで頒布される。
例大祭限定御朱印
毎年、10月下旬、3日間かけての例大祭が執り行われる。水戸市の無形文化財になっているお祭りだ。神社で頒布される御朱印の他、御仮殿でも御朱印が頒布される。
御朱印帳
御朱印帳は20種以上ある。
白地にシラサギが描かれた御朱印帳。ご祭神の日本武尊は、亡くなった時に、シラサギになって空高く飛んで行った、とされていることから、シラサギが描かれたらしい。開けると、桜が飛ぼ出す絵本のようにじゃじゃん♪御朱印入りなのだ。
「つげのみくじ」があるのだが、「凶」を引いてしまった人だけがいただける非売品の御朱印帳がある。それがこれ!「転禍為福」と書かれている。凶を福に変えてくれる御朱印帳なのだ。これを目当てにおみくじを引く人も多いのだが、なかなか、、、でねーーんでございます(^▽^;)
アクセス
駐車場あり。
車用参道を上がってくると、数十台が停められるほか、神社の下にも相当数が停められるぞ。