こんちゃ~神社マニアやんちゃマダムです。
太田城主、佐竹氏の崇敬が厚かった神社「甲大明神」をお詣りさせていただいたのだ。
▶鎮座地
茨城県常陸大宮市下町221
ざっくりすぎるご由緒
かつては、部垂(へたれ)大宮大明神甲宮、甲(かぶと)明神、部垂(へたれ)大明神、鹿島明神、、、などと呼ばれていた甲(かぶと)神社。
へたれ、、、( ̄_ ̄ i)
音としてはよろしくない印象だが、元々のこの地域名だ。
創建は807年。平安時代に来往した佐竹昌義が、源経基の兜(甲)を奉納したことが、神社名の由来になっているとも言われている。以来、佐竹氏の祈願社として、崇敬されてきたようだ。
境内の様子
神門
鳥居をくぐると、広場のようになっていて車をとめることができる。すぐに左側にお社が鎮座されているのだが、こちらは摂社。さらに進むと、神門があり、その奥に武甕槌命のお社がある。
神門の左右にある小さなお社は、、、
奇磐間戸命(くしいわどのみこと)と豊磐間戸命(とよいわまどのみこと)じゃ。
ご祭神の守衛を務めている神様だ。お寺だと、仁王様、、、ってことになるわな。
ご祭神
武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
熯速日命(ヒハヤビノミコト)
甕速日命(ミハヤヒノミコト)
古事記に書かれているのは、、、
イザナギノミコトがヒノカグツチのミコトを十拳剣で斬ってしまったときのこと。
十拳剣からは、ぽたぽたと鮮血が、、、
刀のツバについた血が岩に飛び散ると、タケミカヅチノミコト、ヒカヤヒノミコト、ミカハヤヒノミコトの3柱の神様が生まれた、、、と書かれている。
雷と炎の神様だ。
タケミカヅチノミコトは、常陸国一之宮鹿島神宮のご祭神だが、ヒカヤヒノミコト、ミカハヤヒノミコトを祀る神社はというと、、、ワタクシは甲神社が初めてだ。この2柱を祀る神社は少ない。とても貴重な神社だと思う。
ご神徳としては、これだよーー!という明記はなく、交通安全、武道上達、厄除け、、、などだろうか。
焚火がお正月らしい雰囲気を醸し出している。焚火の奥では、お焚き上げがされている。あったけぇぇ~しばし温まる💛
マスクをした狛犬さん
コロナウィルス感染症が蔓延している時期ってことで、狛犬さんもマスク着用~
マスクをはずすと、りりしい表情なのだ。
御神木
お神輿
通常は閉まっている神輿殿。お正月には開け放たれてお披露目されていた。明治時代、後台地区の大工、小林春重さん作。昭和62年に大改修されたそうだ。
摂社 素鵞神社
素戔嗚尊(スサノオノミコト)
主祭神を祀るお社の他に、立派ででっかいお社が鎮座されている。こちらのお社の方が手前に鎮座されているので、ついつい先にお詣りをしてくなってしまうのだが、こちらは摂社。
牛頭天王、祇園天王などとも呼ばれている素戔嗚尊。元々は別の地に鎮座されていたらしい。坂上田村麻呂が、戦勝を祈願したと伝えられている。
常陸大宮交通神社
武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、猿田彦命(サルタヒコノミコト)が祀られておる。
猿田彦神社は導きの神様だもんな~安全を導いてくれるんだろうな。
境内の神社
境内には、小さなお社がたくさん鎮座されている。
大杉神社、愛宕神社、稲田神社、稲荷神社、奥宮皇大神宮、鎌倉八幡神社、正八幡神社、赤城神社、八龍神社、天満神社、別雷皇太神。
御朱印
御朱印は2種類。甲神社の御朱印と、摂社素鵞神社の御朱印だ。
素戔嗚尊と、櫛名田比売(クシナダヒメ)の印。夫婦で仲良し御朱印なのだ~
境内には、クシナダヒメもおるからな。
宮司さんはお留守すすることが多いので、社務所に書かれている電話番号へご連絡を。
アクセス
広々とした駐車場があるぞ。