鴨大神御子神主玉神社
やんちゃマダムやんちゃマダム

こんちゃ~やんちゃマダムでございます。

桜川市に鎮座されている「鴨大神御子神主玉神社」(かもおおかみみこかみぬしたまじんじゃ)をお詣りさせて頂いたのだ。ながーーい名前(;^_^A なんて読むの?ってなりそうなのだが、そのまま読めばいいのだよん。

大国ちゃま大国ちゃま

鎮座地

▶茨城県桜川市加茂部694

(旧町名:西茨城郡岩瀬町加茂部字明神山)

鴨大神御子神主玉神社
ご祭神

主玉神(ぬしたまのかみ)

太田々根子命(おおたたねこのかみ)

別雷神(わけいかづちのかみ)

創建は、神武天皇8年。神武天皇の神様名は「神倭伊波礼彦命」。(かむやまといわれひこのみこと)。玉依姫と波限建鵜葺草葺不合命(なぎさたけうかやふきあえずのみこと)の四番目の子になる。

1569年(文禄12年)、佐竹氏が社殿を修営。供奉された土地は人々の休息地となり、佐竹野原と呼ばれているそうだ。

鴨大神御子神主玉神社

1600年半ばごろ、笠間城主が「鴨大神神主玉神社」と奉額。

鴨大神御子神主玉神社

鴨大神御子神主玉神社には鳥居がない。神社へ向かう道路には、生鳥居がある。なかなか風情があるな~と思っていたのだが、実は、鴨大神御子神主玉神社には、まぢか!という伝説がある。

昔、鴨神社の山の奥に山姥が住んでいて、子供達や村人に悪さをしていた。康平年間源頼義公、勅命により安部貞仁討伐の時、山姥を成敗し、首を切り、竹の枝に首を刺し鳥居に掛けて見せしめにした。村人たちは大神の鳥居が穢れたことと怨念を恐れ鳥居を取り壊し現在のところに杉の木を植え、注連縄を掛けて生鳥居としている。
今も、氏子の家々では、竹には怨念があるとして竹を植えることを嫌い、竹を植えると家が潰れるという言い伝えがあり、現在でも竹を植えない習慣がある。

鴨大神御子神主玉神社

拝殿へ向かう石段の鳥居も生鳥居なのだ。

鴨大神御子神主玉神社

この石段を上がっていくと、拝殿の左側にでる。愛らしい狛犬さんがお出迎えしてくれる。

どっしりと構えている拝殿、ご本殿。しとしとの雨模様だったが、それがかえって神秘的な雰囲気を醸し出している。

鴨大神御子神主玉神社

拝殿右側に鎮座されているのは、おそらく摂社。武甕槌命が祀られているのだが、明治6年に、素戔嗚命が合祀されている。ともに武神。力強い神様だ。

鴨大神御子神主玉神社

末社も多いが、写真のように丁寧に鎮座されている。

末社の神様

日枝神社(大山咋神、天照大神、日本武命)

大杉神社、石(大物主命)

八幡神社(誉田別命)

金比羅神社(大物主命)

天満神社(菅原道真公)

白山神社(伊邪那岐命、伊邪那美命、菊理姫命)

春日神社(天児屋根命)

稲荷神社(倉稲魂命)

鴨大神御子神主玉神社

御朱印は、管理されている「磯部稲村神社」で頂くことができる。

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駐車場は、石段がある鳥居の下に数台。右側の道路を上がっていくと、境内に停めることもできるぞ。

参考:茨城県神社誌