こんちゃ~やんちゃマダムでございます。
常陸大宮市に鎮座されている「那賀鹿島神社」をお詣りさせて頂いたのだ。
赤い鳥居が際立つ「那賀鹿島神社」。味がある木製の鳥居だ。素敵じゃあないかっ。鳥居をくぐり歩いていくと、あれ?なんだか違和感、、、
!!!
拝殿がないじゃあないかーーっ。あら~まあ~
▶鎮座地
茨城県常陸大宮市那賀66
旧町名:那珂郡緒川村大字那賀字町居
ざっくりすぎるご由緒
創建されたのは1239年、鎌倉時代の事。那賀太郎通資(みちすけ)という豪族が、鹿島の大神様を崇拝し、那賀城の東方に鹿島神社を創建されたのだそう。
その後、那珂通辰(みちとき)一族の氏神として祭祀され、江戸時代以降は、村の鎮守様として信仰されたようだ。
時を経て明治時代。1882年(明治15)に、旧那賀村の村社となり、ご本殿は、1981年(昭和56)に、緒川村指定文化財に指定。現在は、常陸大宮市指定文化財に指定されているそうだ。
那賀鹿島神社は、氏子さん達が大事にお守りしている鎮守様。拝殿は令和3年(2021)まではあったのだが、維持し切れない、、、と、神社庁の許可を得て取り壊したのだそう。
その後、むき出しになったご本殿を守るべく、令和3年(2021)11月に神門を作り、それを記念して、500枚限定の御朱印を発行した、というわけなのだ。
ご祭神、ご本殿
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
左甚五郎の彫刻が彫られたご本殿
「中、見ますか?」の言葉に、思わず飛びついたワタクシ(^▽^;)
ご本殿を近くで見られるなんて、そうそうあることではない。なんてラッキーなんだろう♪神門にはカギがかかっているのだが、カギを開けて見せてくださった。感謝幸せ雨あられ💛
朱色や緑色など、かすかながら残っている色は400年前のもの。現在まで残っているとはっ。
布袋さんらしき人物が酒盛りをしている彫刻などが、細かく彫られている。これらもまた、400年前のものなのだろう。
そして、これらの彫刻を彫ったのが、あの!左甚五郎だっ。左甚五郎と言えば、日光東照宮に関わった彫師。区長さん曰く「左甚五郎が日光へ行く途中に寄って、彫ったんじゃないかと言われています」
ふんふん、、なるほどなるほど。
最後におっしゃったのが「ご本殿の屋根が傾いてるの、わかります?」
あ!確かに!右下がりになってるわ。
これを直すのに300万程度かかるとおっしゃっていた。その時には、また何か催しをしようかな、、、とも。今時だから、クラウドファンディングでいいような気もするが、、、
ゆっくりと彫刻を堪能して、そして御朱印を頂いた。
御朱印
隣の公民館かな、、、社務所になっているようで、休日は誰かがいらっしゃるのかも?ワタクシがお詣りさせて頂いたのは平日だったので、神門に貼られていた紙に書いてあった電話番号へ電話をしてみた。
「今、畑にいるから~ちょっと待ってて~」
え?畑?はたけ?ハタケーー??
5分程度待っていると、軽トラが!
降りてきたのは、笑顔が素敵な区長さん。雨模様だったので、カッパを着ていた。
畑って、、、?話を聞いてみると、この辺りでは、華道によく使われる「マユミ」というお花の生産地とかで、収穫&手入れのために畑にいたのだそう。最初は数人で始めた花づくりだが、今では100人を超え、TVで取り上げられたこともあるのだそう。
お忙しいところ申し訳ありません、、、
お話し好きで、人柄の良さが伝わってくる笑顔の区長さんだ。御朱印の文字は区長さんが書いたのだとか。達筆じゃあ~♪
マユミって、こーゆー花なのだ。
アクセス
鳥居横に車を停めることができるぞ!
*参考 茨城県神社誌