静神社
やんちゃマダムやんちゃマダム

こんちゃ~神社マニア、やんちゃマダムでございます。

那珂市に鎮座されている「常陸国二ノ宮静神社」をお詣りさせていただいたのだ。

静神社は桜の名所🌸そして、日本書紀、国譲りに関する興味深い伝説が残っている神社なのだよん♪

大国ちゃま大国ちゃま

▶鎮座地

茨城県那珂市静2

ざっくりすぎるご由緒

静神社

1841年(天保12年)の火災で、古記録が消失したそうで、詳しい創建等は不詳なのだが、おそらく奈良時代だろう、、、とされている。

老檜の根元から「静神宮印」の銅印が発見された、という記録がある。

1667年(寛文7年)、神宮寺、静安寺、弘願寺などの僧侶の奉仕を廃止して、唯一宗源神道に改革した神社なのだ。

唯一宗源神道とはなんぞや?ってことなのだが、、、

室町時代、京都「吉田神社」の吉田さんが起こした神道の1つの流派。「吉田神道」とも言われている。仏教に宗派があるように、神道にも流派がある!ってことなのだが、かといって、神社に「○○神道」などと書かれているのは、見たことが、、、ない。

この地は織物の技術を持っていて、その技術をいち早く伝えたのが静神社のご祭神。「倭文」という綾を織って天照大神に仕えたので、倭文(しどり)の神といわれている。 

さてさて、興味深い伝説!それは何かというとっ。

神代の時代の話。

天孫降臨に先立ち、大国主命から国譲りを受けて、経津主命と武甕槌命が国をまとめていたのだが、そんな時に、香香背男(かがせお)という星神が最後まで抵抗した。何とかしようと経津主命と武甕槌命が「手を貸してくれ~」と願い出たのが建葉槌命。常陸国二ノ宮静神社のご祭神「建葉槌命」だ。

織物の神様なので女神のはずなのだが、、、大きな石になった香香背男を蹴飛ばして服従させた!って話(;^_^A まじかーーっ。

この伝説は、笠間市の「石井神社」にも残っている。

ご祭神、ご神徳

静神社
ご祭神

建葉槌命(たけはづちのみこと)

配祀

手力雄命(たぢからおのみこと)

高皇産霊命(たかむすびのみこと)

思兼命(おもいかねのみこと)

ご神徳

家内安全、商売繁盛、無病息災、安産、交通安全、合格祈願

静神社

神紋は「桜花」。素敵だ♪

むかーしむかーし、とーい昔、常陸国二ノ宮静神社の裏山に、4匹のきつねが住んでいたそうだ。このきつね達の神話が、ひたちなか市に鎮座されている「四郎介稲荷神社」に残っている。

願い事が叶う御神木

静神社

千度杉。この周りを1000度廻ると願い事が叶う!と言われていたのだが、火災で枯れてしまった、、、で、中切りされて現在のお姿に、、、屋根がつけられて、大切に保存されている。

で!

静神社

こちらが現在の御神木。同じように中切りされているが、脇芽がぐんぐん伸びていて生命力全開だーーっ。

静神社
末社の神様

押手神社(天日鷲命)

山親子神社、玉取神社(大山祇命、櫛明玉命)

富士神社(木花開耶姫命)

大杉神社(少彦名命)

鍬神社(大日霊貴命)

雷神社(別雷神命)

愛宕神社(軻遇突智命)

祖霊社(大国主命)

静神社

本殿右奥へ進むと、手接足尾神社へ続く参道がある。山道だ。

3分ほど歩くと見えてくるのが手接足尾(てつぎあしお)神社。静神社裏山の奥に、ひっそりと鎮座されている。大地からモノをうみだす手と足は大切にされ、そして、手と足の安全、健康の守護神として守られてきたのが手接足尾神社だ。

御朱印

静神社

「常道」と書かれているが、「ひたみち」と読む。常陸国は、「常道国」と書いて、「ひたみちのくに」と呼ばれていた頃があったのだ。常陸国二ノ宮静神社の宮司さんはには、こだわりがあるらしい。

アクセス

大国ちゃま大国ちゃま

大鳥居の前に車を停めることができるぞ。