胎安神社
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こんちゃ~神社マニア、やんちゃマダムでございます。

かすみがうら市に鎮座されている「胎安神社」。安産祈願で人気の神社をお詣りさせていただいたのだ。

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▶鎮座地

茨城県かすみがうら市西野寺433

ざっくりすぎるご由緒

胎安神社

創建は762年(天平宝字6年)。香取の神様、経津主命を祀り、相殿に山城国梅宮神社の御分霊胎安の神をお祀りしたらしい。山城国梅宮神社は、おそらく京都の「梅宮大社」のことだろう。

酒解神(さかとけのかみ)、大若子神(おおわくこのかみ)、小若子神(こわくこのかみ)、 酒解子神(さかとけこのかみ)が祀られているが、酒解子神(さかとけこのかみ)は、安産の神様「木花開耶姫命」だ。

源頼義が、奥州征伐の際、この神社の胎内安全、安産、子育て守護の霊験が大きいことを聞き、都に居るご内室のご懐妊を思い、安産祈願をされたのだとか。

大任遂行の帰路に胎安神社に立ち寄り、嫡男誕生の9月9日を祭日に。この時から「ささりんどう」の紋章使用を許されたそうだ。ささりんどうは、源氏の家紋だとされている。(諸説あり)

昭和31年に、香取神社から胎安神社へ改称したそうだ。

江戸時代の社号額

胎安神社

拝殿の中にあった絵。色あせてきていて、何の絵なんだろう?って思ったのだが、現在の社殿造営の時に、村々が分担して取り組んだ様子が描かれているらしい。

絵の右側に「宮」という緑色の文字が見えるが「胎安宮」と書かれている社号額だ。江戸時代のもので、源頼敦が書かれたものらしい。

ご祭神、ご神徳

胎安神社
ご祭神

経津主命(ふつぬしのみこと)

木花開耶姫命(このはなのさくやびめのみこと)

ご神徳

災難除け、勝負運向上、交通安全、胎内安全、安産子育守護など

木花開耶姫命は、炎の中で見事に3柱の神様を出産されたパワーあふれる神様なのだ。安産の神様と言われるのも納得ーーっ。

配祀

大山祇命(おおやまつみのみこと)

彦火瓊瓊杵尊(ひこほのににぎのみこと)

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

大山祇命は木花開耶姫命のお父さん。彦火瓊瓊杵尊は、木花開耶姫命の旦那さんで、彦火火出見尊は息子。へえ~ほぉ~と納得っ。って感じた配祀なのだ。

本殿彫刻

胎安神社

ご本殿には屋根がつき、大事に保存されている。うっすらと残る朱色は、創建当時の色なんだろうか。

ご本殿の裏へまわると、彫刻が残っていた。人が何かを持ち上げていて、、、お皿かな?周りの花は梅?上の方には、鳥もいる。足が長いから、、、鶴かな?

御神木の子持ち松

胎安神社

根元に石を抱いた子持ち松。明治時代に枯れてしまったとのことだが、樹齢は500年!その霊験から「月々に子持ちの松をいだきなば、子なき婦人も子持つとしれ」という歌も伝えられているそうだ。

不老長寿の杉

胎安神社

拝殿前の杉の木。この杉の木の皮衣服に縫い入れ着用すると、長寿のご神徳を授かることができるのだそう。でもな~境内のものは神様の家のものだし、勝手に持ち帰ることはできないしな、、、

数十年前、落雷に遭ったそうなのだが、今なお健在だ。

境内の神社

胎安神社
末社の神様

大神宮(天照大神、他)

八幡宮(誉田別命)

日枝宮(大山咋神)

旧参道

胎安神社

髄神門から振り返ると、山林の中に鳥居が建っている。聞いてみると、こちらは、旧参道なのだそう。現在は、舗装された道路があって参道になっているが、以前はこちら側からお詣りしたそうだ。のんびり森林浴ができそうだ。

御朱印

胎安神社
胎安神社

令和元年に頂いた御朱印と、令和5年に頂いた御朱印。現在は、絵柄が月替わりになっている。2月は「りんご」が描かれていた。しおりに描かれているのは「胎安ちゃん」。胎安神社のキャラクターだ。松ぼっくりから生まれた赤ちゃんなのかな。可愛らしい♪

誕生日御朱印や、犬の日限定御朱印も頒布している。

アクセス

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髄神門脇に駐車場があるぞ!